ここ近年では、ミネラルウォーター、天然水をペットボトルで購入したり、ウォータサーバー
を利用する人の数は急激に増加しています。
ミネラルウォーター、天然水と言えば・・ペットボトルで売られている、エビアンやボルビッ
ク、南アルプスの天然水などのミネラル成分が豊富に含まれた水だと思われがちです・・
気候や地質などの自然条件などが関わっており、世界の各地域でのミネラルウォーターの基準
が違っています。
日本ではミネラルウォーターに殺菌処理が義務付けられていますが、欧州連合では殺菌しない
事が義務付けられています。殺菌のために、加熱すると水の組織が変わってしまったり元々の
水が持つミネラル成分や酸素やガス(おいしさのもと)が失われてしまうからです。
日本では『おいしくて安全な水』が求められることが多いのに対して、ヨーロッパでは『健康
のための水』が求められているという、ミネラルウォーターに対する位置付けの違いがあると
言われています。
日本のミネラルウォーターの種類
近所のスーパーやコンビニに行けば、ミネラルウォーターや海洋深層水など、色々な種類の水
を購入する事が出来ますが、日本ミネラルウォーター協会によると、現在流通しているミネラ
ルウォーターは約1000銘柄にものぼるということです。
日本では農林水産省が1990年に設定した、品質表示ガイドラインにより、原水の採水地や処
理方法によって・・『ミネラルウォーター類』を4つに分類しています。
💧ナチュラルウォーター
特定の水源から採水された地下水を原水とする。
濾過・沈殿・加熱殺菌中心部水温85度30分以上)のみで処理されたもの。
💧ナチュラルミネラルウォーター
特定の水源から採水されたミネラル成分が溶解した地下水を原水とする。
濾過・沈殿・加熱殺菌中心部水温85度30分以上)のみで処理されたもの。
💧ミネラルウォーター
ナチュラルミネラルウォーターを原水とする。
オゾン殺菌や紫外線殺菌などが施されたり、ばっ気(水に空気を送り込んで溶け込ませる)
や、何種類かのナチュラルミネラルウォーターを混合して、ミネラル成分を人工的に調整したもの。
💧ボトルドウォーター
地下水以外から採水された水を原水とする。
あるいは地下水でも成分を大きく変化させる処理を行ったもの。
水道水や蒸留水などを使用しているもの。処理方法に限定はありません。
ミネラルの役割とたいせつさ
水って、何気なく毎日飲んだり、料理に使用したり、成分や効用なんて・・あまり考えたこと
ないと思いますが・・・ミネラルは人の体に必要な5大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂質
・ビタミン・ミネラル)の中の1つで、カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムな
どのことです。
ミネラルは・・健康の維持や体の組織を構成するのに重要な成分なのです!
例えば、骨や歯などの組織を作ったり心臓機能を調整したり、神経伝達に使われたりします。
私たちの体はミネラルが不可欠なのです。ここでは、ミネラルの成分の効用をお伝えします↓
※ミネラルの取りすぎも良くないので、適度な摂取を心掛けましょう!
💧カルシウム
骨や歯を強くする。骨粗しょう症を防ぐ。心臓の働き、血液の状態を正常にし高血圧や動脈硬
化を予防すると言われてます。
💧マグネシウム
カルシウムの代謝を助け、骨や歯を強くし、心臓や神経の機能を正常に保つ働きがあると言わ
れています。
💧ナトリウム
体液の量やphの調節、細胞の浸透圧を維持するのに重要な役割を果たし、筋肉・神経の機能と
密接な関係にあります。
💧カリウム
ナトリウムとのバランスを保って存在します。細胞内液のphや浸透圧を一定に保ち、筋肉・神
経に重要な役割を果たします。
ミネラルウォーターは、重要なミネラル分がイオン化して溶け込んでいるので、大切なミネラ
ルを補うことができます。。